本をご購入いただきまして、ありがとうございます。
ワークショップでお会いした方もいるかもしれません。
本をご覧になってから調べてくださったり、
Amazonのページからとんできてくださった方もいると思います。
作り方を考案しました、コクボマイカです。
このページは、『縫わずにできるロゼット』を、きれいにつくるためのポイントを、より細かく解説しています。
初めてつくる方は参考にしていただけると、より楽しく思いどおりにつくれると思います。
このような長い文は、本にはおさまりませんでしたが、
なんとかみなさんに気づいてもらえて、読んでいただけたら嬉しいです。
同じ本を持っている方を知っていたら、このページを教えてあげてくださいね!
※インスタグラムにて、不定期で追加レシピを公開しています。
http://instagram.com/maikakokubo
10月1日~17日は連続してアップしていますので、
さかのぼって見てみてください。
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◆リボンに合う両面テープは強力タイプか普通タイプか、調べてからつくる!
紙にテープを貼り、リボンの端をしっかりつけて剥がしてみてください。
基本は強力タイプのほうが作業が楽なので良いのですが、
リボンの中には(特にサテン)、紙がビリビリっと剥がれてしまうものがあります。
サテンはメーカーによって、張り付きすぎてしまうものがあるのです。
また、リボンのほうがダメになってしまうものも。
ほとんどが強力タイプでいけますが、
人間と同じで、リボンにも個性と体質があります。
市販の髪染め剤を使う時にパッチテストするのと同じように、是非、宜しくお願いします。
◆いちばんはじめはスタンダードなものを!
型紙1でワンウェイプリーツ。グログランリボン25ミリ幅、強力タイプの両面テープで作ってください。
リボンはサテンより、グログランのほうが作りやすいです。
グログランリボンは、ナミナミしていて接着面が少ないので、
強力タイプでOKです。
◆リボンはたるまないように!時々裏をチェック!
33ページの上を見て下さい。
ワークショップで、いちばんつまずく方が多いところです。
ここたるんでしまうときれいではないですし、
リボンが足りなくなりますので要注意です。
◆最後の処理に気をつけて!
ワークショップで2番目につまずく方が多い行程が、プリーツのリボンの最後の処理。
切り過ぎ注意です!切る前に、33ページの写真をよーーく見て、
折りはじめのリボンの端と、折り終わりのリボンの端の長さを確認してください。
2枚いっぺんに切ってしまわないよう、気をつけてくださいね。長さ違います。
一発でざくっと切らなくても全然大丈夫です。
少しずつ短くして調整してくださいね。
◆リボンの厚みや性質を知ろう!
•厚いものは、チロリアンテープや、刺繍のあるもの、ベルベットなどです。
•グログランリボンはメーカーによってかなり差があります。
すっごく薄いのもあれば、固くて厚くてしっかりしたものも。
•サテンリボンは、シングル(片面)とダブル(両面)があります。
もちろんダブルのほうが厚みがあります。
本のサテンはすべてダブルを使っています。
サテンはコシと張りがあるリボンです。
“コシがある”とは、折ってもしなっとならずに弾力があるということです。
•オーガンジーリボンは、薄いですがコシがあります。
作りにくいと感じる方も多いと思います。
•両端にワイヤーが入ったリボンでは作るのが難しく、オススメしません。
が!リボンの端からワイヤーを引っ張ると、するすると抜けるものがほとんどです。
中には抜けないものもあると思いますが、うまくワイヤーが抜ければ、普通に使えます。
◆使いたいリボン〜プリーツの種類や大きさを選ぶ
つくりたいプリーツの種類や大きさ〜使いたいリボンを選ぶ
リボンを買い込んでいざつくろうとしても、
そのリボンではこのプリーツはできなかった、
その幅ではこの大きさのものはつくれなかった、
ということになってしまうかもしれません。
まずはお手本をみて同じような材料で作ってみてください。
オリジナルでつくる時は71ページを参考にリボンやくるみボタン、布を選んでください。
◆型紙5と6でのワンウェイプリーツはリボン選びが重要!
折り紙で鶴をつくる時を思い浮かべてください。
厚い紙だと、小さい鶴は折りにくいですよね。
また、キャラメルの包み紙で極小鶴が折れるのは、
紙が薄いのもありますが、紙にコシがなく、一度折り目をつけると元に戻ろうとしないからです。
ロゼット作りも、折る作業ですので一緒です。
小さいのをつくる時は、使うリボンは薄くてコシのあまりないものを。
グログランリボンの薄いものか、
(新宿のオカダヤさんには、薄いの厚いの、両方のグログランのお取り扱いがあります。
2014年10月17日現在。それ以降はお店に確認してくださいね!)
あとはさわってみての感覚です。
大きい型紙から練習してリボンに慣れれば、
このリボンなら作れる!っていうのが、きっとわかるようになります。
※余談。本にもありますが、型紙5と6は、裏の厚紙はつけなくても作れます。
◆サテンや刺繍リボンで小さいのが作りたい時は・・・
そういう時登場するのがカットプリーツです。
ダブルのサテンでも、刺繍のリボンでも大丈夫です。
大きい型紙でも、リボンが厚くて作りにくいと感じたら、
カットプリーツに変更すると良いです。
型紙5と6の時は、両面テープは5ミリ幅に切ってから使うのを忘れずに!
※余談。本にもありますが、カットプリーツは型紙の大きさに関わらずすべて、裏の厚紙は必要ありません。
◆材料が買えるお店を知ろう!
本に載っているリボンやボタンや布などは、海外で買い付けてきたようなものでなく、
一般の方が買えるものを組み合わせています。
私は住まいが都内ですので、
渋谷PARCOのWRAPPLEさん
新宿のオカダヤさん
でよく買い物をしました。
材料をご提供いただいたメーカー様や店舗様のお名前はいちばん後ろにあります。
本の作品は、そこに掲載されているメーカー様や店舗様のものを多く使っています。
実際、お店に行って材料を手に取ってみることがいちばん大切です。
初めての方は、材料を知る、慣れることから始めてみてください。
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最後にお知らせ・・・
ご結婚式のゲスト用に、ロゼットをたくさん制作される方が増えています。
そういった方のために、型紙1をA4に20個配置した素材をDLできるようにしようと思ったのですが、
権利の問題で実施することだできませんでした。
ですが、本をお買い上げくださった方で、ワークショップにお越しになった方に、
手渡しでお配りすることは可能とのことです。
ロゼット関連のワークショップの時はお渡しできますので、
必ず本を忘れずに、是非お越しください。
遠方にお住まいで、ワークショップにお越しいただくのが難い方は申し訳ありません。
しかしながら今回、本を出版させていただいたことで、
ワークショップに来られない方にも、作り方を知っていただけたのはとても嬉しく思います。
コピーを何回かして数を増やしても良いですし、
型紙は特殊な形ではありませんので、ご自身で作るのもまた良いかと思います。
ひとりでも多くの方に、ロゼット作りを楽しんでいただけたら嬉しいです。
なにかお困りのことがあったら、コンタクトからご連絡くださいね!